【スタグル特集】V・チキン~ビクトリーロード~
岡山戦で配布したナガサカ5号ではスタジアムグルメについて特集しました。
皆さまから集めたアンケート結果の発表も行われ、サポーター推しNo.1に輝いたのはV・チキンさんでした。

【受賞コメント】
嬉しいです、感謝感謝です。
これからもサポーターの皆さんの力になれるよう頑張っていければと思います。

V・チキンさんは毎試合その人気の高さを伺わせる程の長蛇の列を作っています。
ですが、ここに辿り着くまでの道のりは長く険しいものだったのです・・・
V・ファーレン長崎と共に歩んできたV・チキンさんの物語。
ナガサカに掲載出来なかった記事です。
長文にはなりますが、是非とも一読下さい。
【V・チキン ~ビクトリーロード~】
「有明クラブからのサポーターだから。」
ビクトリーチキン店主の野村英作さんは懐かしむようにそう語った。
V・ファーレン長崎の前身、有明SCには同級生の山本一郎(現V・ファーレン長崎営業部)が在籍していた。
有明SCは九州大会を見事勝ち上がり九州リーグへ。それから2007年、九州リーグ3年目を迎えたその年にビクトリーチキンは誕生した。
V・ファーレン長崎で出店しようと思い立った野村さんは山本さんを通じてクラブへと話を持って行く。
前例がないからという理由で一度は断られたが、そこで引くわけには行かなかった。
何せクラブに出店の許可を取る前に、チキン号(ケータリングカー)を作ってしまっていたからだ。
山本さんと共に事務局まで話をしに行き、何とか出店までこじつける事が出来た。
当時の事を奥様のまきさんは「心配というよりはどんなものが出来るか楽しみだった」と語る。
ただ、前例がなかっただけに苦労は尽きなかった。
今でこそ移動販売車は普通に多いが、当時は参考にするにも殆どなく、揚げものをしているケータリングカーを東京まで見に行った。
そうやって車を作ったはいいが、どこで売るのか?どうやって売り場を探すのか?どんな場所で売れるのか?
誰に聞く事も、教えて貰う事も出来ない。色んな事が分からないまま車だけが出来てしまった。
そしてV・ファーレンに出店してからもその苦労はしばらく続いた。
今でこそ色んなお店が立ち並んでいるが、当時のV・ファーレンのスタジアムにはスタグルが殆どと言っていい程何もなかった。
初めて出店したかきどまりでは、ケータリングカーを停める場所ひとつでも「レンガにのせてはいけない」等、細かい制約があった。
何より一番の悩みは、今からするととても信じがたい話だが、なかなか売れなかったという事だ。
最初はとにかく売れずに、まきさんが唐揚げを皿に入れて旗を持って駐車場を回ったが、それでも一個も売れなかった。
それがしばらく続いた。最初の半年間くらいは全く売れなかったという。
それでもやめようなどとは思わなかった。
車にお金をかけていたから、どうやって取り戻そうかと考えていた。
そうして回数をこなすごとに、色んな人達と会ったり、顔見知りが増えて来た。
だんだんと評判が知れ渡り軌道に乗って来た頃、お客さんから店の名前について尋ねられる事が増えた。
「なぜ東京チキンなの?」
最初は今の名前であるビクトリーチキンではなく東京チキンという名前で出店していた。
「東京は日本の中心だからそういう中心的なお店になりたい。」という願いを込めての命名だったが、何となく返答に困っていたという。
せっかく付けた名前ではあったが、思い切って変えてしまう事にした。
V・ファーレンに出店させて貰いそこからスタートしているから、そしてV・ファーレンがビクトリー出来るように、と両方をかけて新しくビクトリーチキンと名付けた。
まきさんは「V・ファーレンで出店させて貰えるようになってそれからだから本当に感謝ですね。」とクラブへの感謝の言葉を何度も口にした。
お店をしているからV・ファーレンの試合は一度も見た事がない。それでも「応援の声だけで、ここにいて分かる。応援を聞いていたら楽しいし元気が出ます。」という。
一方ご主人の英作さんも「今のお客さんが定着して、まずはチームがとにかく勝ってくれんと。」とV・ファーレンの勝利に期待を寄せた。
そして有明クラブに思いを馳せる…
仲間だった皆が仕事を終えてからナイターで練習をして、九州大会で勝ち上がった事、そこに想いが深い。
「未来は作っていけるけど、過去は変えられない。その時に価値がある。九州大会で勝ち上がった事は、全てのボタンの一個目だったんじゃないかと思う。だからそこを大事にするクラブであって欲しい。」
有明から始まり、V・ファーレンと共に歩んできたビクトリーチキン、これから先もV・ファーレンと共に未来を作って行く。
「V・ファーレンが勝って強くなって行くのが第一希望。それを応援してくれるサポーターの皆さんのエネルギー源になればと思います。」
そう、願うのはV・ファーレンの勝利!!


(by ayumi)
皆さまから集めたアンケート結果の発表も行われ、サポーター推しNo.1に輝いたのはV・チキンさんでした。

【受賞コメント】
嬉しいです、感謝感謝です。
これからもサポーターの皆さんの力になれるよう頑張っていければと思います。

V・チキンさんは毎試合その人気の高さを伺わせる程の長蛇の列を作っています。
ですが、ここに辿り着くまでの道のりは長く険しいものだったのです・・・
V・ファーレン長崎と共に歩んできたV・チキンさんの物語。
ナガサカに掲載出来なかった記事です。
長文にはなりますが、是非とも一読下さい。
【V・チキン ~ビクトリーロード~】
「有明クラブからのサポーターだから。」
ビクトリーチキン店主の野村英作さんは懐かしむようにそう語った。
V・ファーレン長崎の前身、有明SCには同級生の山本一郎(現V・ファーレン長崎営業部)が在籍していた。
有明SCは九州大会を見事勝ち上がり九州リーグへ。それから2007年、九州リーグ3年目を迎えたその年にビクトリーチキンは誕生した。
V・ファーレン長崎で出店しようと思い立った野村さんは山本さんを通じてクラブへと話を持って行く。
前例がないからという理由で一度は断られたが、そこで引くわけには行かなかった。
何せクラブに出店の許可を取る前に、チキン号(ケータリングカー)を作ってしまっていたからだ。
山本さんと共に事務局まで話をしに行き、何とか出店までこじつける事が出来た。
当時の事を奥様のまきさんは「心配というよりはどんなものが出来るか楽しみだった」と語る。
ただ、前例がなかっただけに苦労は尽きなかった。
今でこそ移動販売車は普通に多いが、当時は参考にするにも殆どなく、揚げものをしているケータリングカーを東京まで見に行った。
そうやって車を作ったはいいが、どこで売るのか?どうやって売り場を探すのか?どんな場所で売れるのか?
誰に聞く事も、教えて貰う事も出来ない。色んな事が分からないまま車だけが出来てしまった。
そしてV・ファーレンに出店してからもその苦労はしばらく続いた。
今でこそ色んなお店が立ち並んでいるが、当時のV・ファーレンのスタジアムにはスタグルが殆どと言っていい程何もなかった。
初めて出店したかきどまりでは、ケータリングカーを停める場所ひとつでも「レンガにのせてはいけない」等、細かい制約があった。
何より一番の悩みは、今からするととても信じがたい話だが、なかなか売れなかったという事だ。
最初はとにかく売れずに、まきさんが唐揚げを皿に入れて旗を持って駐車場を回ったが、それでも一個も売れなかった。
それがしばらく続いた。最初の半年間くらいは全く売れなかったという。
それでもやめようなどとは思わなかった。
車にお金をかけていたから、どうやって取り戻そうかと考えていた。
そうして回数をこなすごとに、色んな人達と会ったり、顔見知りが増えて来た。
だんだんと評判が知れ渡り軌道に乗って来た頃、お客さんから店の名前について尋ねられる事が増えた。
「なぜ東京チキンなの?」
最初は今の名前であるビクトリーチキンではなく東京チキンという名前で出店していた。
「東京は日本の中心だからそういう中心的なお店になりたい。」という願いを込めての命名だったが、何となく返答に困っていたという。
せっかく付けた名前ではあったが、思い切って変えてしまう事にした。
V・ファーレンに出店させて貰いそこからスタートしているから、そしてV・ファーレンがビクトリー出来るように、と両方をかけて新しくビクトリーチキンと名付けた。
まきさんは「V・ファーレンで出店させて貰えるようになってそれからだから本当に感謝ですね。」とクラブへの感謝の言葉を何度も口にした。
お店をしているからV・ファーレンの試合は一度も見た事がない。それでも「応援の声だけで、ここにいて分かる。応援を聞いていたら楽しいし元気が出ます。」という。
一方ご主人の英作さんも「今のお客さんが定着して、まずはチームがとにかく勝ってくれんと。」とV・ファーレンの勝利に期待を寄せた。
そして有明クラブに思いを馳せる…
仲間だった皆が仕事を終えてからナイターで練習をして、九州大会で勝ち上がった事、そこに想いが深い。
「未来は作っていけるけど、過去は変えられない。その時に価値がある。九州大会で勝ち上がった事は、全てのボタンの一個目だったんじゃないかと思う。だからそこを大事にするクラブであって欲しい。」
有明から始まり、V・ファーレンと共に歩んできたビクトリーチキン、これから先もV・ファーレンと共に未来を作って行く。
「V・ファーレンが勝って強くなって行くのが第一希望。それを応援してくれるサポーターの皆さんのエネルギー源になればと思います。」
そう、願うのはV・ファーレンの勝利!!


(by ayumi)
Posted by vista
at 23:40
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