2014 長崎県選手権決勝戦レポート

 県最強の称号と天皇杯県代表を賭けて行われる「第25回長崎県サッカー選手権」の決勝戦は、
九州リーグ所属の三菱重工長崎と大学代表の長崎総合科学大学の対戦となった。

【決勝出場の2チーム】

◆三菱重工長崎
 三菱重工長崎は今年開催される長崎国体成年男子サッカーの強化指定チームであり、
元V・VAREN長崎所属の竹村、加藤、熊谷、田上、国見高校で活躍した井福、長谷らが所属。
今大会では社会人代表の島原クラブを8-2で破り決勝進出。九州リーグでも連勝中で現在3位。


◆長崎総合科学大学サッカー部
 長崎総合科学大学は附属高校サッカー部部員が数多く進学し強化を推し進めてきた。
監督の八戸寿憲は国見高校OBでやはり元V・VAREN長崎の所属選手。
今大会の初戦では2種代表の海星高校を2-1で振り切って決勝へ進出している。

【三菱重工、狙い通りの完勝】


 立ち上がりから共にDF裏の狙い合いを展開。
打ち合いになれば竹村栄哉のいる重工の左サイドは危険で、長崎総合科学大は劣勢に。
開始10分に竹村がゴール前に飛び込み重工がアッサリと先制すると、
13分にDF加藤、18分に井福が決めて早くも3-0と一方的な展開へ。
総合科学大で主力の一人である酒井は対峙する竹村に押し込まれ、ボールが回ってこず孤立。
トップで張る知念の高さも対峙する加藤寿一に抑えこまれてしまう。
チームとしても圧力に押されて下がってしまい、高い位置から攻撃が出来ず35分にも失点。



 後半、走って巻き返しを図る長崎総合科学大だが、52分にPKを献上し5-0。
この後、重工は連戦を考慮して早めの交代で逃げ切り体制へ。
55分にDFの要である加藤を下げ、FWも出来る長身DF平山を投入。
70分には竹村を下げてベテラン品川。この品川が直後にゴールを決めてダメ押しの6点目。
スタミナの落ちてきた終盤に反撃を展開出来るようになった総合科学大は、
坂井、東を起点にチャンスを作るもゴールを割るまでには至らず試合は6-0で試合終了。



【これからの総合科学大とこれからが問われる重工】


 終わってみればリーグでも好調な重工が、勢いそのままに一気に押し切って快勝した。
「(総合科学大の)前の選手の速さを警戒していた」、「ほぼ狙った通りの展開が出来た」
と試合後に根橋和文監督が語った通り、個、チーム力、経験でも上の重工の順当勝ちだろう。
だが、長崎総合科学大は本格的な強化がまだ始まったばかり「これからのチーム」。
得るものは大きかったのではないだろうか?


 根橋和文監督が警戒していたと語った通り、
長崎総合科学大の酒井武蔵、酒井亮平の速さは大会を通じて目立っていたし
東俊宏はムラっ気が無くなればもっと上でやれるだけのポテンシャルを感じた。


 優勝した重工は国体も控えており、総合科学大と対照的に「これからが問われるチーム」だ。
「勝てないで苦しんだ中で、試行錯誤して今の形になって結果がついてきたんだと思います」
と根橋和文監督が語った通り、リーグ戦の中で試行錯誤して今に辿りついた。
田上-竹村の左サイド、熊谷-井福のFW、長谷-假谷の中盤はこのカテゴリではトップを狙える。



 その力を、一つ上のカテゴリ「JFL」にいるホンダロック(宮崎代表)に
ぶつける事が国体にもつながる。是非、天皇杯で手応えを掴んで欲しい。



(TEXT:藤原裕久(KLM) / PHOTO:ayumi)

*注:使用している画像は取材申請の元で主催者の許諾をいただいて掲載しております。

(了)


Posted by vista  at 18:00 │Comments(0)レポート

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

ナガサカ!について
ナガサカ!はV-istが発行するスタジアムフリーペーパーです

トピックス
 └V・ファーレンに関するニュース、トピックス、お知らせです。
レギュラー企画
 └ナガサカ!本誌に掲載されているコーナーです。
レポート
 └その他サッカーやV・ファーレンに関するレポートです。
特集記事
 └ナガサカ!本誌の特集記事Web版です。
Web限定企画
 └Web版ナガサカ!のみ掲載の企画です。
ナガサカ!とは?
 └ナガサカ!やV-istの説明、問い合わせ先です。
V-ist twitter