V・ファーレンレポート Vol.1

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2015年04月14日 21:00

『V・VAREN長崎レポート 第1回』

2015年3月のV・VAREN長崎DATA
(2015年3月1日~3月31日)
・各節順位
 16位(第1節)→12位(第2節)→5位タイ(第3節)→5位タイ(第4節)

(コメント)
 開幕戦こそジェフ千葉の勝つためのサッカーに惜敗したものの、第2節、第3節を連勝。
第4節の東京V戦こそ苦戦したがしぶとくドローに持ち込んだ。
新加入選手が多く、連携面で不安視されていたがチームは予想以上にまとまっており、
特に守備の安定感が高く、3年の継続が確実にチーム力につながっていることを感じさせた。



【勝点】
 2015年3月の成績:2勝1分1敗 勝点:7(5位タイ)
 ■過去シーズンとの比較
 『1試合平均獲得勝点』
  2013年:1.57 → 2014年:1.24 → 2015年3月:1.75

(コメント)  
 優勝チームの1試合平均獲得勝点の目安は2とされる。
これを踏まえると1.75という3月の1試合平均獲得勝点は充分に昇格射程圏の数字だ。
スタートダッシュに成功し4位につけた2014年の3月でも、
1試合平均獲得勝点は1.7であり、非常に良いペースだということが裏付けられていると思う。

【攻撃】
 2015年3月の成績:シュート34本 4得点
 ■過去シーズンとの比較
 『1試合平均得点』
  2013年:1.14得点 → 2014年:1.07得点 → 2015年3月:1得点
 『1試合平均シュート数』
  2013年:10.6本 → 2014年:10.9本 → 2015年3月:8.5本
 『シュート決定率』
  2013年:10.8% → 2014年:9.8% → 2015年3月:11.7%

(コメント)
 得点数、シュート本数共に過去3シーズンで最も低いが、決定率は高まっており、
昨年からの課題であったフィニッシュの精度は改善されていることがうかがえる。
この決定率を維持したままシュートを増やしていきたい。

【守備】
 2015年3月の成績:被シュート25本 2失点
 ■過去シーズンとの比較
 『1試合平均失点』
  2013年:0.95失点 → 2014年:1失点 → 2015年3月:0.5失点
 『1試合平均被シュート数』
  2013年:8.21本 → 2014年:7.6本 → 2015年3月:6.25本
 『1試合平均被決定率』
  2013年:11.6% → 2014年:13% → 2015年3月:8%

(コメント)
 問答無用の数字だ。
2013年、2014年もリーグ最上位レベルの堅守を誇ったが、現在の数字は更に上をいっており、
これまで継続してきた「チーム全体でボールを奪いにいく戦い方」の浸透度がよく出ている。

『今後の期待』

守備の安定感はそのままに得点力を向上させたい。
そのためにはシュート数を2桁にしていくことは必須となるだろう。
また、前からプレスに来る相手への不慣れさを克服していきたい。
スタートダッシュに成功した3月の勢いを4月も持続させたいところだ。

(Text by KLM)

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