交通網整備が進んでいる東京近郊は、金銭面を別にすれば、
地方から遠征するサポーターにとって比較的楽な遠征先となります。
そんな東京近郊にあっても特にアクセスしやすいのが…横浜です。
この日の試合会場である三ツ沢ニッパツ球戯場は、羽田から一時間ほどで着くことができます。
羽田空港から京浜急行バスの横浜駅方面に乗ると片道580円で横浜駅に到着。
そこから市営バスに乗り換えれば10分弱で到着です。
友人たちと乗り合わせてタクシーで向かうのも安上がりで良い方法でしょう。
ニッパツ三ツ沢球戯場について、
今は消滅した横浜フリューゲルスのホームスタジアムとして記憶している人も多いかもしれません。
壁には横浜FC年度ごとのチーム写真が飾られています。
勿論、高木監督の姿も。
ニッパツ三ツ沢球戯場は、サッカー専用なので陸上トラックがなくコンパクトにまとまっています。
フードサービス会社であり、スポンサーのLEOCが提供するLEOCカレーなどもありますが、
売店の大半は一度入場口を通ってからでないと利用できません。
狭い区画にギュッと具待った感じが屋台村のようです。
ふわふわ遊具のあります。
この日は雨模様ということもあり、お客さんは少ないのですが、マスコミの数は違います。
理由は三浦知良選手です。
「キングが得点すれば翌日のスポーツ新聞はの一面が決まり」
とよく言われますが、これはあながちウソではありません。
カズが得点した時に撮影してませんでした、コメントありませんでは困るので、
多くのメディアはカズ番のような記者を派遣するのです。
試合は前半にカズに得点を許してしまう苦しい展開。
カズのゴールが決まった瞬間はスタジアム中がどよめくほどのインパクトで
完全に横浜FCペースになってしまいました。
ハーフタイムには現地のメディアに記録更新のコメントが速報として配布されました。
ハーフタイムに前半の内容について檄をとばされた長崎が後半は反撃開始。
黒木→東ときて待望のシーズン初ゴールとなる梶川のシュートがドン!
直後にヨンジェのクロスから栄直がドンピシャのクロスで逆転。
その後、1点返されて同点で終了したのは残念でしたが、
前半の出来を考えると先につながる試合だったと思います。
決して売店の数が他より豊富だとか、設備が最新だというスタジアムではありません。
しかしサッカー専用スタジアムなので、ピッチとスタンドが僅か数メートルで、
フリューゲルスの以来の伝統がある…何とも味わい深いスタジアムでず。
アクセスも良いので、ぜひ一度足を運んではどうでしょう?
ただし、屋根がないので雨の日はくれぐれもお気を付けて。