2012 長崎県選手権決勝戦 総科大附属高戦レポート

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2012年08月31日 00:07

○V・VAREN長崎(JFL)12-0 総科大附属高校(2種代表)●







[スタメン]
【GK】21:金山隼樹
【DF】2:崔宰銀、3:藤井大輔、17:古部健太、18:松岡康暢
【MF】6:前田悠佑、10:佐藤由紀彦、14:山城純也、26:山本翔平
【FW】8:松橋章太、13:有光亮太
[サブ]
【GK】1:近藤健一
【DF】7:持留新作、22中津留奨吾
【MF】23:マイケル
【FW】19:田中政勝、25:松尾篤

[得点]5分:前田、10分:有光、15分:松岡、17分:佐藤、19分:松橋、39分:古部、41分:佐藤、52分:山城、55分:松尾、71分:田中、80分:松尾、88分:中津留

[寸評]
立ち上がりから試合出場の少ないメンバーで攻勢するV・ファーレンが圧倒した。
松橋、有光の2トップはJ2で実現しても違和感のない組み合わせである。
対した高校生にとって彼らのプレイの速さや切れ味は異次元のレベルと言って良かったろう。
余りに強力な2トップによって完全にDFラインが崩れた総附相手に僅か19分で5得点。
散発的にカウンターを狙うしかない総附だが
藤井・崔の屈強なCBコンビが立ちはだかりチャンスを広げる事を許さない。

初の県選手権決勝に加えて既に天皇杯出場権を獲得していた高校生達にとって
開始19分の猛攻は平常心を失わせるには充分だった。
総附は準決勝で社会人の強豪、三菱重工長崎を破っているが、その時に見せた粘りや気迫を
この試合に限っては殆ど見せる事が出来なかった。
一方のV・ファーレンは7-0として後半に入ると、
選手コンディションに配慮して次々と選手を交代させていく。

終わってみれば12-0。
余りに大差がついた為に大味な展開になった事は否めない。
チームで崩すより個人技で奪った得点も多い。
それでも、「V・ファーレン強し」というイメージを県内外へアピールする事は出来た。
J2に昇格すれば長崎県選手権出場は今回が最後となる。
4年連続6度目の優勝という記録を残しV・ファーレンは熊本へ天皇杯を戦いに行く。

長崎県選手権最優秀選手:佐藤由紀彦(V・ファーレン長崎)
長崎県選手権優秀選手:前田悠佑(V・ファーレン長崎)

(記事:KLM(藤原裕久) 写真:)

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