2012JFL第16節 SAGAWA戦レポート

vista

2012年06月18日 20:25

△V・VAREN長崎(長崎県)2-2 SAGAWA SHIGA FC(滋賀県)△

[スタメン]
【GK】31:原田欽庸
【DF】3:藤井大輔、5:河端和哉、7:持留新作、20:杉山琢也
【MF】6:前田悠佑、23:マイケル・ジェームズ、16:岩間雄大
【FW】15:水永翔馬、9:中山悟志、13:有光亮太

[サブ]
【GK】21:金山隼樹
【DF】2:崔宰銀
【MF】10:佐藤由紀彦、14:山城純也
【FW】8:松橋章太、17:古部健太、24:松尾篤 

[得点]71分:松橋、87分:松橋

[警告]35分:マイケル(反スポーツ)、 73分:藤井大輔(ラフ)








[寸評]
 地元出身の俊足で知られた元日本代表、松橋章太加入は今年の長崎の大きな注目だった。
チーム創設以来、大久保嘉人と共にいつか入団して活躍をと県民が願っていた選手である。
だが、ここまでリーグ戦15節での出場時間は54分。シュートは僅か2本。松橋章太の得点を見たい・・ファンの願いは募り続けていた。

SAGAWAの前にペースを握られた試合は、手詰まり感が漂っていた。エース有光は苦しみの中にあり、中盤と右サイドはSAGAWAに制圧され、中山、持留らのシュートは枠を捉える事が出来ない。後半に入って徐々に反撃が始まったが・・どうしてもシュートが決まらない。

 松橋に出番が回ってきたのは0-1とリードされた57分。14分後・・中盤からフワリを浮かんだボールに松橋は飛び込んだ。元々はシュートが苦手で高1の頃のあだ名は「外し屋」。
プロになってからも決定力の低さからゴール前決定機での落ち着きに難があると評された。

だが、この日の松橋は驚くほど冷静に、そして丁寧に右足を振り抜いた。
県民待望のゴールは起死回生の同点ゴール!80分に再び2-1と突き放されるが、疲労の見えるSAGAWA守備陣には松橋の早さは止められない。
スローインから相手GKとDFの間に素早く飛び込みヘディングで2-2。

苦しい内容であった事は間違いない。決して先を楽観出来る状態ではない。
この日得た勝点は1。だが、松橋章太というストライカーがついに走り出した。
V・VAREN長崎にとって後半戦の主役となるか!?
スタジアムはまだまだ松橋章太の得点を待っている。

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