2012JFL第1節 Y.S.C.C戦レポート

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2012年03月13日 23:05

○V・VAREN長崎(長崎県) 2-1 Y.S.C.C(神奈川県)×
[スタメン]
【GK】31:原田欽庸
【DF】5:河端和哉(CAP)、23:マイケル・ジェームズ、7:持留新作、20:杉山琢也
【MF】14:山城純也、16:岩間雄大
【FW】11:神崎大輔、9:中山悟志、13:有光亮太、15:水永翔馬

[サブ]
【GK】1:近藤健一
【DF】3:藤井大輔
【MF】6:前田悠佑、10:佐藤由紀彦
【FW】8:松橋章太、古部健太、岡村和哉

[得点]23分:神崎、34分:オウンゴール


[警告]62分:河端(異議)

[寸評]
「ホームでの初戦、何が何でも勝ちたかった。勝ち点3が取れて良いスタートが切れた。」
「内容的には寂しかった。」
 佐野監督が試合後に発した言葉が、この試合の全てだろう。
昨年、アウェイで10勝を挙げながらホームでは僅かに5勝に終わったV・ファーレン。優勝が目標でなく義務である今シーズン、ファンの盛り上げの為にもホームでの勝利は今季の隠れたテーマと言って良い。3180人の島原開催公式戦最多の観衆の前での勝点3奪取はノルマですらあった。


 前半は攻撃陣が積極的にプレスをかけてボールを奪い、中盤やサイドバックが攻撃参加して分厚い攻めを見せるV・ファーレン。23分に神崎のミドルシュートで先制し、その後も追加点を挙げ2-0で前半を終了。しかし、後半はYSCCのカウンターと強風の前に苦戦。風に乗ったCKがゴールに入る不運な失点で1点差に迫られてしまう。それでも原田、河端らの体を張った守備や相手の退場で最後まで守りきっての勝利。



 目指す内容には遠いゲームだったかもしれない。しかし開幕戦の緊張感と強風の中で勝ちきるメンタルの強さ、前線からの激しいプレス、新加入選手の活躍など、勝点3と共に得た物は計り知れない。ピッチ上に散りばめられた優勝の為に必要な幾つもの鍵。V・VAREN長崎はこの日、それを幾つも拾い上げた。残り31試合。開くべき扉は見えている。

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